事務局長ご挨拶
JAFSA事務局長 高田 幸詩朗
※2011年6月に開催したJAFSA総会における挨拶より抜粋しています。
<2010年度の動き>
2010年度は役員体制が大きく変わり、「団体理事」が9団体となりました。また、期中ではありましたが、前白井会長が退任し、現鎌田会長が就任致しました。2010年度の年度末の2011年3月11日に東日本大震災が起こり、今までの価値観を大きく変えるような出来事があったことも、大学の国際化について、改めて考えなくてはならない契機になりました。
2010年度を振り返ってみると、事業の種類や規模が拡大し、また事務局もそれに併せて少しずつではありながら、組織としてのJAFSAを固めていっている年と言えると思います。おかげさまで、予算を達成し、また収支も黒字のまま継続できています。
研修・ネットワーキングという大きな2つの柱を事業に据えて、2010年度は確実に事業を実施してきました。研修はまだ工夫が必要ですが、ウィンターセミナーなど海外の参加者を加えた形で、新しい人材育成や意見交換の場の呈示を可能にしました。NAFSAのブース取りまとめもStudy in Japan を元に、JAFSAの存在価値をより一層高めたと言えます。
会員の増強も着々と行いました。国内外の経済状況は好転していないものの、14大学・5団体・9企業、合計28団体が新たな団体会員(正、賛助)として加盟してくださったことは、今後のJAFSAの活動の裾野を広げていくと確信できます。
組織運営としては、事務局運営の一部分である会員管理等の業務をアウトソースすることにより、スタッフがより効率的・生産的な仕事を行い、様々な業務改善を行えることを期待しています。
2010年度活動詳細は、本ウェブページにてご確認ください。
<2011年度について>
JAFSAは常に変革を求められています。なぜなら、大学の「国際化」は留まることを知らず、常に進化を遂げざるを得ないからです。JAFSAの活動はより一層社会化し、変化に伴う課題に対応しなくてはなりません。「民間非営利組織」だからこそ、営利による「利潤追求」や政府による「社会平等」に捕われることなく、新しい時代を切り開き、そこにおける「国際化の定義」を進めるため、
NPO的な実験的要素を期待されています。
今回の大震災により、今までのやり方を見直さなければならない部分があります。経済的にも打撃を受け、風評被害により留学生来日が激減する可能性もあります。しかしながら、この機会「復興」をチャンスととらえ、JAFSAとしては一層海外に向けて、「日本」の高等教育の在り方や強み、できうる交流の機会を発信していかなければならないと痛感しています。「抽象」「理念」を具体的な事業に落とし込み実施するとともに、新事業の開発にも取り組んでまいります。
現役員体制の2年目だからこそ、JAFSAメンバーが知恵・勇気を出し合い努力して、また新たな躍動に繋がるよう期待します。事務局としても4月から新たなスタッフが加わりました。ここに
一層前進することを宣言し、皆様へのメッセージといたします。


