報告

【報告】樺島敬子氏 東海大学

APAIE2018 Opening Ceremony

 入職以来、国際部門に所属し、主にプロトコールや協定校の管理を担当してきた。
本学は5つの国・地域に海外連絡事務所を設置しており、約130の大学・機関と学術交流協定を締結している。これまで海外協定校からの来訪者の接遇や協定締結・更新の手続きにあたり、メールでのやり取りがあったものの、担当者と顔を合わせる機会がほとんどなかった。
 今回のAPAIE参加は、国内外数多くの大学と交流を深める貴重な機会ととらえ、海外連携担当として下記2点を目標として臨んだ。
①協定校のブースを訪問し、互いの業務について情報交換をする
②海外大学との協定の拡大、多様化に寄与すべく、本学の国際交流の課題を見つける


日本ブースの様子


1)協定校関係者との面会、打合せ


シンガポールブースの様子

 事前にアポイントを取った大学・機関のブースを訪問し、打合せを行なった。
既に長年の交流の歴史がある協定校とは、互いの大学の国際交流活動に関する情報交換や、今後予定されている訪問の日程調整等を行なった。
また、インターンシップの斡旋を行なう教育機関との打合せにおいては、先方との協定の有効期限が迫っていたことから、事前にメールにて協議し、内容の修正を行なった協定書を持参した。
 大会期間中に同機関主催のネットワーキングイベントに招待されたことから、協定の更新作業にとどまらず、本学と同じくインターンシップの学生を派遣している日本、韓国の大学とも情報交換をすることが出来た。


2)セッション参加


 JAFSA奨励セッションでは、留学生が日本で就職活動をする際にビザ、言語、文化等の障壁が大きいことが課題として挙げられ、関西大学が発表した文科省委託事業「留学生就職促進プログラム」や、企業の人材開発事業の一環として実施されている留学生就職セミナー等の取組みが紹介された。
 また、学生の多様性に対応する為の取組みについて紹介するセッションに参加。
毎年本学で開催している「国際フェア」のように、海外の大学でも各国の食事を紹介するイベントやスポーツ交流会などを開催し、留学生への理解を促す工夫をしていた。
一方で、教職員に対しては国際理解を促すことは学生よりも困難であることが課題として挙げられた。


3)各国ブース訪問


オーストラリアブースの様子

 空き時間を見つけて、アポイントの無い協定校への挨拶回りやブースの訪問を行なった。
普段は、国内の大学ともあまり接点が無く視野が狭くなりがちであるが、今回のような海外教育フェアにおいては、海外大学だけでなく、国内の大学とも連携を深めることができた。グローバルコモンズのような施設を学生が主体となって運営し、日々の活動やイベントも学生が企画・運営している大学があるなど、本学のグローバル推進に向けて参考になる取り組みを行なっている大学も多かった。
 各国ブース訪問では、本学で行なっているサマープログラムをPRしながら回った。海外の大学について事前に下調べをして臨んだが、本学に興味を持ってくれそうな大学を見極めて回らないと成果を得られにくく、突然ブースで話しかけて相手の話を聞きつつ、自分の大学のプログラムをPRするということは困難であった。


<全体を通しての所感>


 APAIEに参加し、海外の大学がどのような国際交流活動をしているのか、日本の大学に何を期待しているかということについて、理解を深めることができた。協定先の担当者との面会では、当初は「協定担当者として顔と名前を覚えてもらう」ことを目標としていたが、それだけにとどまらず、協定プログラムの改善点に至る話合いをすることができ、非常に有意義な情報交換をすることができた。また、直接顔を合わせて話をすることで、その後の担当者とのやり取りがより円滑に進められるようになり、Face to Faceでの交渉の大切さを実感した。
 今回、大学のプログラムについてPRすることが困難であったという経験から、今後海外教育フェアに参加する上で、どのような大学と交流をしていくべきか、また、どのような大学が本学に興味を持ってくれるのか、といったことを考え、ターゲットを絞って訪問していく必要があると感じた。また、海外大学との協定の拡大、多様化に向け、協定担当部署と留学生担当部署がより連携を強化し、限られた大会期間中に多くの大学との交渉ができるよう、準備をすすめていくことが重要であると感じた。今回国際交流現場で得た貴重な経験を業務に生かし、引き続き積極的にネットワーキングに励みたい。


報告者:東海大学/グローバル推進本部
国際ネットワーク室 樺島敬子 




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