実施報告

報告:武蔵大学共催 「短期受入プログラムオリエンテーションのベストプラクティス・ワークショップ」(2018年7月6日、東京)


Workshop on Best Practices for Orientation Programs for In-Bound Short-term Students

武蔵大学共催 「短期受入プログラムオリエンテーションのベストプラクティス・ワークショップ」
(2018年7月6日、東京)


開催データ


Workshop on Best Practices for Orientation Programs for In-Bound Short-term Students 短期受入プログラムオリエンテーションのベストプラクティスワークショップ
主催: JAFSA
共催: 武蔵大学(JAFSA団体理事)
日 時: 2018年7月6日(金) 9:45-17:15
場 所:武蔵大学 江古田キャンパス(東京) 
参加者数:17名/大学

【団体正会員大学】
(参加者所属機関:地域別50音順)
<北海道・東北地方>
国際教養大学
<関東地方>
神奈川大学、国際基督教大学、芝浦工業大学、昭和女子大学、東京大学
東京家政大学、東洋大学、武蔵野大学、立教大学
<中部地方>
愛知淑徳大学、聖隷クリストファー大学、山梨学院大学
<関西地方>
追手門学院大学、大阪大学、関西大学、同志社大学

講 師(敬称略):
-Brian Masshardt (Director, East Asian Studies Program / Associate Professor, Faculty of Humanities/Musashi University)
-Stephen Hesse(Associate Director, International Center / Professor, Faculty of Law / Chuo University)
-Tomomi Kumai (Independent Intercultural Consultant)

使用言語: 英語


研修内容:


Opening remarks/participant introductions
Session I:
Presentations on Orientation Topics
  -Creating Connections and Activating Students
  -Addressing Challenges and Adjusting to Change
  -Initiating Awareness: Study-Life Balance Abroad
Session II:
Voices of Students: Stories from In-bound Students
Tour of Musashi Communication Village (MCV)
Breakout Sessions
Session III:
“An Orientation Should Be…”
Session IV:
Group Orientation Planning and Development
Session V:
Group Presentations & Discussion of Best Practices

報告


報告者:飯島 直樹(関西大学)


2018年7月6日(金) 武蔵大学にて「短期受入れプログラムオリエンテーションのベストプラクティス・ワークショップ」が開催された。全国17大学から17名の教職員が参加し、Brian Masshardt氏、Stephen Hesse氏、熊井 知美氏より講義を受けた。

開始に先立ち、Masshardt氏に概要説明・ご挨拶をいただいたのち、参加者全員による自己紹介を行なった。今回のワークショップは、留学生の短期受入がテーマであるが、受入期間の長短に限らず、様々な担当の教職員が参加した。
Masshardt氏からは、留学生にオリエンテーションを実施する根本の目的や、その目指す目標について講義を受け、参加者で意見を交わす機会がもたれた。留学生の学習活動や、日本での快適で安全な生活の立ち上げのために、様々な説明や手続きをオリエンテーションでは行うが、意見交換を行う
中で、改めてその手続きの多様さを感じた。

Hesse氏からは、留学生のカルチャーショックについて講義をいただいた。特に英語圏では比較的ダイレクトに相手に意志が伝わる”Low context communication”が展開されるが、日本では、はっきりとした物言いをしない”High context communication”が展開されており、多くの留学生がこの部分にショックを受けることを学んだ。コミュニケーション方法の違いを勘案したうえで、日ごろ当たり前と考えている事柄に対しても、丁寧な説明を行うことが、必要であると感じた。一方で、過剰な説明は逆に留学生のストレスとなることが予想されるほか、限られた時間の中で、必要事項を取捨選択し伝える難しさも同時に感じた。

熊井氏からは、オリエンテーションにおける学生スタッフの活用について、その効果や、制度の構築について話をいただいた。また、入国前・入国後・帰国後にも、留学生の日本での学習活動・生活を様々なアプローチで支援が可能であると気づかされた。教職員が介入せずとも、学生間でお互いに学び、支援し合える環境を作ることで、大学側ではカバーしきれないサポートが自然と実施され、学習活動・生活の質向上に繋がるのではないかと感じた。

講義の合間には、武蔵大学で受け入れておられる留学生から、オリエンテーションに関する要望や、サポートのあり方に関する意見を聞くことができた。
また、武蔵大学で展開される言語・異文化交流スペース”Musashi Communication Village”も見学し、授業外での自由な交流拠点の存在の重要性とそのあり方を考えさせられた。

ワークショップの最後には、受入留学生規模に合わせて、グループに別れ、ディスカッションおよび、グループ発表を行った。各大学のオリエンテーションの実態について情報交換するとともに、受入規模および受入期間によって、伝えるべき項目や、アプローチ方法を選択して、学生にとっての実り多いオリエンテーションを実施することの重要性を学んだ。

1日では足りないほど、内容の濃いワークショップであったが、考えられる様々なサポートについて意見提示を受けたほか、他大学の事例について学ぶ事が出来る良い機会であったと考える。留学生数の増加に伴い、限られた時間・人員の中で、どこまで、どのようなサポートが可能なのか、より考えなければならない時期に来ていると感じた。

以上






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