実施報告

報告:初任者研修 「国際教育交流概論」(2011年10月21日、東京)

私は今年の5月から現部署に配属となった。JAFSAの研修に参加したのも今回が初めてであり、その内容すべてが興味深く有益であったが、中でも特に三点良かったと思えることがある。

まず一つ目は「国際教育」とは、という概念について考える機会をもらったことである。日々の業務に追われ、スキルは徐々に身につけてきたのかもしれないが、まず改めて「概念」というものについてきちんと考えたことがない、ということにもこの研修で気づかせてもらった。私にとって「国際教育」という言葉そのものが初めて耳にする言葉であったし、またそれがいくつもの学問を駆使しないと説明できない複雑なものである、ということも非常に衝撃的であった。私たちが日々行っていることは学生の派遣や留学生の受入れ、またそれらに関連する様々な業務であるが、それらは最終的には「国際教育」に行きつくのだということを知ることができた。学生の派遣にしても、留学生の受け入れにしても新しい世界を知ることにより、個人の成長だけでなく、国際平和にもつながっていく。またこの一翼を担えることに誇りを持つと同時に、慢心はないか自分の姿勢を常に問いただしながら日々の業務に取り組んで行きたいと思う。 

二つ目は、実務に携わっている各大学担当者の方々と話ができたことだ。
国際交流の規模や制度が違っても、共通の問題を抱えているということを知ることができたし、またそれらへの対応策について情報交換をすることができたのも非常に有益であり、大きな収穫であった。こういったネットワークを築くことができるのも、JAFSAの研修の魅力の一つだと強く感じた。

三つ目は、学生の留学相談に対する私自身の姿勢を見直せたことである。留学をしようという意思がまだ完全に固まっていない学生が相談に来室した時など、もう少し強い留学への意思があればもっと良いのに、と思うことが多くあった。しかし、留学は本当に価値があるのか?というレクチャーの中で「ピンときたら、それを信じるしかないんだよ。」というスティーブ・ジョブスのスピーチの一節を教えていただき、私の中でも「これだったのか」と納得がいった。これからは、「ピンときた」学生がその直感を形に変えていくために、一緒に話をしていきたいと強く思った。

国際交流業務担当者としてまだまだ駆け出しの私であるが、今回の研修を通じてもっと深くいろいろと知って実務に活かしていきたいと、非常に意欲を掻き立てられた。このような貴重な機会をくださったJAFSAスタッフの皆さんと、研修でご一緒させていただいた各大学の皆さんにこの場をお借りして深く感謝の意を表したい。


報告者: 中島 玲奈(横浜市立大学)


講義風景(小林氏)

講義風景(高野氏)

全体討議


<開催データ>


初任者研修「国際教育交流概論」
日時:2011年10月21日(金)
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス
参加者:15名 (参加者所属機関(五十音順):大阪女学院大学、大阪大学、学習院女子大学、九州工業大学、慶應義塾大学、国際教養大学、東京大学、明治大学、名城大学、横浜市立大学、早稲田大学)

講 師:(講義順、敬称略)
 堀江 未来(立命館大学 国際教育推進機構 准教授)
 小林 明(明治大学 国際日本学部 特任教授)
 平賀 純(早稲田大学 国際部国際教育企画課 兼 留学センター)
 高野 靖子(東京大学 法学政治学研究科・法学部 留学生担当)

研修内容:
  -オリエンテーション
  -「大学にいける国際教育交流業務」    
  -「国際教育交流概論:国際教育を通じた学生の成長」
  - 「派遣留学プログラムの開発と運営」
  -「外国人留学生へのカウンセリング」
  - 全体討議
  - 修了式




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