APAIE2018(シンガポール)

報告:APAIE2018年次大会参加報告(上智大学)

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APAIE2018の「STUDY in JAPANブース(日本合同ブース)」に出展した団体より、
上智大学様に、事前の準備や大会中の活動について、
報告書を執筆していただきました。出展の参考事例としてご覧ください。

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「日本合同ブース出展大学報告 (上智大学)」

開催期間:2018年3月26日(月)~3月29日(木)
場所:シンガポール Marina Bay Convention Center


APAIE2018会場入り口

上智大学は、2007年よりほぼ毎年NAFSAやEAIE, APAIEの各種国際教育会議に参加している。
通常、グローバル化推進担当副学長およびグローバル教育センターの職員を中心に3-5名で参加しており、職員は、交換留学の担当者や協定開拓の担当者を中心に交代でメンバーを派遣している。
参加目的は、既存の協定校や新規協定候補大学との面会およびネットワーキングがメインで、そのほか個々の職員が自身の能力向上のために、担当業務等に関連するセッションに参加している。
また、開催地の近隣に協定校がある場合は、協定校を訪問し、キャンパス見学も行っている。
今回のAPAIEでは、短期プログラムの担当職員と協定の担当職員の計3名で参加した。


ブース出展と面会アポイント


本学ブースにて

本学が国際教育会議に参加する際は、基本的にブース出展をすることが多いが、APAIEに関しては参加者数がほかの会議と比べて少ないこともあり、ブースを構えずに参加のみしていた年もあった。
しかし、近年はAPAIEへの参加者数が年々増えていることから、海外大学との面会件数も増え、ブースを構えたほうがより効果的に多くの面会を行うことができるので、シンガポール大会ではJAFSAのシェアブースで参加させていただいた。
シェアブースは、他大学と一日に半分ずつ時間を分けての利用となり、テーブルを使用する時間は半分のみではあるものの、会議中に資料や荷物置き場を常時ブース内に確保できるのは大変有り難い。
ブース使用時間内はほぼ30分単位で面会の予約を入れ、会議開催期間の二日半の間に30件以上の面会を行った。


海外大学との面会

準備としては、参加する約一ヶ月前より部署内の各担当者に面会希望大学について意見を集め、既存の協定校については、普段やり取りしている担当者を通して参加者とのアポイントを調整した。
また、新規協定開拓については、APAIEより参加者リストが公開されるため、まずはリストにすべて目を通して、提携を希望する相手先をチェックする。参加登録者のみが利用できるメッセージ機能を使用して面会希望相手先に連絡を試みるが、回答が来ないケースも多いので、実際には面会する件数の倍ほど打診を送付している。

協定校の担当者とは日頃からメールでのやり取りを行っているが、直接面会することによってより信頼を深めることができ、今後の業務を円滑に進めることができる
また、新規の協定校を開拓するとき、メールのみで連絡を取り合っても、お互いのプログラムの詳細や実態をつかむことが難しく、なかなか交渉が進まないが、実際に会うことによってスムーズに情報交換ができ、担当者同士が面識を持つことで一気に距離が縮まり、その後の交渉も迅速に進められるので大変効果的である。
また、ブースを構えることによって、予約していなかった大学が本学ブースを訪ねてくださることで、思わぬ出会いが将来的に提携に結びつくこともある
今回のシンガポール大会では、12校の大学と新規に面会し、提携の可能性について話し合ったところ、そのうち半数以上と前向きに提携を進めることで合意し、現在協定書の作成に向けて交渉を続けている。


セッション参加、情報収集、ネットワーキング


ブースの出展以外では、セッションへの参加やレセプションでのネットワーキングも参加者にとって大変有意義である。
本学は北米で開催されるNAFSAでは毎年フルブースで参加するが、ほぼすべての時間が面会で埋まり、参加職員が手分けして対応しているものの空き時間があまりないため、個々人が興味のあるセッションを見つけても時間の関係上参加できないことが多い。
しかし、APAIEでは比較的参加者が少なく会場もそれほど大きくないため、シェアブースの使用時間以外は自由に動くことができ、セッションにも参加しやすいのが魅力的である。
今回は、短期プログラムの派遣担当、短期プログラムの受入担当および協定担当の職員が参加したので、海外の他大学の短期プログラムの事例が取り上げられたセッションや協定校の評価方法に関連したセッション発表を聞くことで、新たな視点で本学の現状を見直すことができ、参考になる情報も多く得ることができた。
また、今回は新しい短期プログラムの開拓という目的もあり、ブース利用のない時間は、担当者が世界各国のブースを回り、積極的に情報収集を行った。


このように世界中の大学が集まり一堂に会する機会はあまりないので、新規プログラム開拓目的で情報収集を行うには大変有益な場である。
さらに、ランチタイムや各種レセプションでは、沢山の参加者が集まる立食スタイルが多く、様々な方と出会うことができるので、新規協定の開拓にも役に立つ。また、各種会議へ定期的に参加を続けていると、海外の顔見知りの担当者と再会することも多く、個々の職員にとっても国際教育業界での人脈を広げる貴重な機会である。


APAIEの特徴と魅力


Japan Receptionの様子

APAIEは、NAFSAやEAIEと比較すると規模は小さいが、今年は特に欧州の大学の参加が目立ったように思う。
開催場所がシンガポールという好立地であることも要因だと考えられるが、近年、APAIEの参加者数は年々増加しており、アジアの大学への関心がますます高まっているのを実感した。
シェアブースを利用することで効率的に面会スケジュールを組みつつも、空き時間はセッションへの参加も自由にできるので、今後もこのようなスタイルで参加を継続したい。

また、今回初参加の職員からは、アポイントを取っていた大学との面会だけでなく、ブース訪問や資料収集を通して、各大学の留学プログラムの詳細や全体的な傾向を深く知ることが出来たことは大きな収穫であり、可能な限り国際交流に関わる職員は一度参加すべきイベントであると強く感じた、との意見が挙がった。
本学学内でも今後は参加経験のない職員を積極的に派遣することを検討したいが、他大学でまだあまり出展・参加経験をお持ちでない大学の関係者の方々にもぜひおすすめしたい。


 報告者:陳 由羽
 (上智大学 グローバル教育センター)




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