過去の実施報告

報告:JAFSA中国SIGオープンフォーラム「日中大学交流の昨日、今日、明日」(2012年10月27日、名古屋)

JAFSA中国SIGオープンフォーラム報告「日中大学交流の昨日、今日、明日」


実施概要


日 時: 2012年10月27日(土)10:00-19:00
会 場: I.C.NAGOYA
講 師(中国SIG、講義順): 
     谷口 勝浩(大阪国際大学国際交流センター)
     澤谷 敏行(関西学院大学 高等教育推進センター)
     丸山 茂樹(I.C.NAGOYA)  
     春木 紳輔(関西学院大学 国際教育協力センター 留学生総合支援課)
ゲストスピーカー:
     高橋 史郎(早稲田大学アジア太平洋研究科・アジア太平洋センター)
参加者: 14名(参加者所属機関50音順)
<東北>国際教養大学
<関東>創価大学、新潟大学、一般財団法人 日中教育医療文化交流機構、
   特定非営利活動法人 日中留学推進機構
<近畿>愛知県立大学、関西学院大学、京都造形芸術大学、名古屋大学、名城大学、
   三重大学、株式会社留学情報社
<九州>熊本学園大学
<海外>中部テネシー州立大学

内容:
- 「中国SIG活動の紹介」(谷口 勝浩)
- 「日本における留学生の就職と中国人の就職」( 澤谷 敏行)
- 「中国人留学生獲得競争と日本語学校の今昔」(丸山 茂樹)
- 「大学の北京事務所で感じた日中の現場感覚」(高橋 史郎)
- 「1つ大学との協定交流30周年を振り返って」(春木 紳輔)
- ディスカッション「日中大学交流の昨日、今日、明日」
 ―今回の領土問題のリスクヘッジを考え、過去の大学間交流を
   踏まえて、今後の中国との交流をどう進めるか―
 (司会:谷口 勝浩、ファシリテーター: 澤谷 敏行、春木 紳輔)
- 情報交換会


実施報告


報告者:谷口 勝浩(大阪国際大学/JAFSA中国SIG副代表)

秋晴れの中、中国SIGの活動の中でも始めての中京地区でのセミナー開催となった「オープンセミナー」であったが、参加人数を心配したものの北は東北、南は九州から合計14名の参加者が名古屋駅前のI.C.NAGOYAに集まった。

日中国交回復40年の今年、これまでの大学交流・留学生受入のレビュー、ある大学と中国との歴史的な関わりと現地法人を通じた取組み、中国人留学生を代表とする留学生の就職活動と日本企業のグローバル人材活用とのミスマッチ、中国の歴史教科書についてなどの幅広いトピックスについて講師より提供があった後、フリー討論となった。

昨今の日中をめぐる諸問題は、マスコミからは「チャイナリスク」と一括りに呼ばれることが多い。今回のセミナーでも、中国派遣学生に対する現地対応への不安や今後予想される中国人留学生の減少について議論があった。また日中の政権(世代)交代に伴う領土問題の改善を期待する意見の一方で、領土問題という国家主権に関わる問題のために長期化するのではという懸念も出た。

だが今回のセミナーの共通認識としては、今日本に留学している中国人留学生のケアに全力を注ぎ、中国の保護者や協定大学関係者に日本留学の安全さと変わらないブランド力を実証・再確認し安心してもらう事ではないかということである。またこういう時期だからこそ民間外交としての大学間交流の火を下火にするべきではないということであった。

昼食を摂りながらの意見交換を挟み、10時から17時までのセミナーであったが、お互いよく似た不安や悩みを抱えながらも日中友好の実務者としての責任と自覚を再認識するとともに、チャレンジ精神をもう一度再起動することとなった良い機会となった。セミナー終了後、居酒屋で行われた情報交換会ではアットホームな雰囲気で打ち解けた中、時間オーバーとなって議論が尽くせなかった問題について活発な意見の交換が行われた。

JAFSA唯一の地域問題SIGとして、同じようなセミナーを来年もどこかで開催する際は、実務者の皆様のこれまでのネットワークがSIGネットワークを利用して加速度的に発展することを期待している。

最後に、今回のセミナーに参加頂いた皆様、会場を快くご提供頂いたI.C.NAGOYA丸山茂樹校長、ゲストスピーカーとして多くの話題を提供頂いた早稲田大学高橋史郎氏、資料提供者の成城大学松尾隆氏に感謝申し上げたい。ありがとうございました。



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