2025年度 JAFSA海外教育フェア参加奨励金をいただき、2026年2月23日から27日にかけて、香港で開催されたAPAIE2026年次大会に本学として初めて参加させていただきました。アジア太平洋地域を軸に、世界72か国・地域から3,592人の教育関係者が参加する大規模な大会でした。当該会議の参加報告を以下の通り記します。
2025年度 JAFSA海外教育フェア参加奨励金をいただき、2026年2月23日から27日にかけて、香港で開催されたAPAIE2026年次大会に本学として初めて参加させていただきました。アジア太平洋地域を軸に、世界72か国・地域から3,592人の教育関係者が参加する大規模な大会でした。当該会議の参加報告を以下の通り記します。
今大会への参加目的は主に三つであった。第一に、既存の協定校との対面での面談を通じ、交流状況の確認や課題の共有を行うことで、関係性をより強固にすること。第二に、東南アジアを中心とした新規協定校の開拓を行い、学生の派遣・受入先の選択肢を広げること。第三に、各国大学・機関の出展状況およびネットワーキング手法を視察し、本学の国際戦略に資する知見を収集すること、これらを目的として参加した。
大会期間中は、協定校・協定候補校との面談や、ブース訪問、セッションへの出席を重ねた。セッションでは、デジタル英語試験の最新動向、エージェント系AIを用いた業務効率化について、東南アジア諸国等の地域情勢を扱う「Regional Update Series」などに出席し、各国の高等教育市場の現在地を確認した。
個別面談においては、米国やインドネシアの大学と、交換留学協定の締結や本学の短期受入プログラムへの学生派遣について具体的な協議を行った。また、既存協定校との面談では、対面でのコミュニケーションを通じて、メールだけでは困難な実務上の調整を行うことができた。夏の短期受入プログラムについて、ニーズの確認や直接プロモーションを行う貴重な機会となり、先方担当者からも前向きな関心を得ることができた。
さらに、外部パートナーとの連携模索も今大会の重要な活動であった。留学生募集プラットフォームの運営会社との面談では、認定留学に関する窓口の活用など、新たな留学生獲得方法の可能性を感じた。加えて、エージェント認証団体や教育コンサルティング会社とも面談し、質の高い学生獲得に向けた戦略的ネットワークの構築や、地域ごとのマーケット情報の収集に努めた。
また、公式な面談以外でも、オープニングセレモニーやネットワーキング・レセプション、さらには昼食会場などで席が隣り合わせになることで、自然と会話が生まれる場面が多々あった。こうしたカジュアルな場での何気ない会話から、スピーディーに具体的な交流の可能性について話し合いが始まることも少なくなかった。意図したアポイントメントだけでなく、こうした偶発的な出会いからネットワークが広がっていく点は、国際会議ならではの非常に効率のよいネットワーキングの場であると強く実感した。
今回の最大の成果は、オンライン上のやり取りだけでは構築し得ない、対面での「顔の見える関係」を数多く築けたことにある。具体的な進展としては、複数の大学と新規協定締結に向けた実務的な協議を開始できたことが挙げられ、今後の国際交流の枠組みを広げる確かな一歩となった。さらに、外部プラットフォームやエージェント認証団体との面談により、運営コストを抑えつつ効果的に私費留学生を集めるための新たな手法について情報収集できたことも大きな収穫であった。
今大会を通じて、世界の主要大学が非常に戦略的かつ積極的に動いている姿を目の当たりにした。本学にとっても、こうした国際フェアを戦略的に活用することは、最新の教育知見の収集や新たな連携モデルの構築において、大学の国際化推進に還元できる極めて大きな価値があると確信している。今後は、本大会で得られたネットワークを単なる交流に留めず、迅速なフォローアップを通じて確実な協定締結や具体的な交流実績へと繋げていく所存である。あわせて、視察を通じて得た知見や外部リソースの有効な活用案を積極的に学内へ共有・提案し、本学における国際化の質をより一層高めるべく尽力してまいりたい。
武庫川女子大学
国際センター 国際課
森 彩祐実
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(国際教育交流協議会)