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【実施報告】 APAIE2025第17回年次大会 全体報告(於:インド・デリー)

【実施報告】 APAIE2025第17回年次大会 全体報告(於:インド・デリー)

「APAIE」(Asia Pacific Association for International Education)アジア太平洋地域の国際教育交流団体です。毎年3月頃に開催される年次大会は、NAFSA年次大会(北米、5月下旬-6月上旬)、EAIE年次大会(欧州、9月中旬-下旬)に比べて規模が大きくないため「落ち着いた雰囲気で打合せがゆっくりできる」と好評です。

大会参加者も、興味関心がアジア圏に向いてくれている人がAPAIE年次大会に参加している為、日本の大学としては「新規開拓がしやすい」というメリットがあります。そして開催地がアジア太平洋地域であることから、日本からの移動時間・渡航費・現地滞在費が節約ができ、コストパフォーマンスが良いのが大きな魅力です。

◎NAFSA,EAIE,APAIEの年次大会についてさらに詳しく知りたい方は、次のページをご覧下さい。
海外大学との交流促進のために、3大国際教育交流フェア(NAFSA、EAIE、APAIE)に参加しよう!

会場外観_APAIE2025
会場入口_APAIE2025

1) APAIE2025大会 概要

《データで見るAPAIE2025デリー大会》
( )内の数字は2024年パース大会
Total Delegates 2300 (2082)
Booths/Pavilions 368
Exhibiting Organisations 500+ (400+)
Countries/Regions represented 68 (65)
Sessions 108 (95)
Pre-Conference Workshops 7 (5)

昨年度のAPAIE2024パース大会の大会参加人数2,000人に比べAPAIE2025デリー大会の参加人数は2,300人と微増でした。大会開催時期が日本の卒業式シーズンと重なり日本の大学からの参加が例年比の3分の2程度であったこと、イスラム教のラマダンの時期に重なったこと、国境問題で中国本土からの参加が著しく制限されたことなど、例年に比べて大会参加へのマイナス要因があった中で大会参加人数が微増であったこと、また参加した国・地域が68の国・地域で過去最高となったことは、アジア圏の大学との交流・提携を求めている地域が全世界的に拡大傾向にあると言えます。

2) “STUDY in JAPAN” at APAIE2025~13Exhibiting Institutions~

JAFSAは「APAIE2014年3月 韓国・ソウル大会」より、会員大学を取りまとめて「STUDY in JAPAN/日本合同ブース」を出展しています。終始盛況だった日本ブースの様子、そしてJAFSAが大会中に展開したそのほかの活動についてお知らせ致します。

「APAIE2025デリー大会 日本合同ブース出展13団体 (11大学+2機関)」
(機関別、50音順、敬称略 )
日本合同ブース 出展団体一覧
フルブース
3大学+JAFSA
関西大学JIGE、関西外国語大学、関西学院大学
+JAFSA (運営機関として)
シェアブース
8大学+2機関
お茶の水女子大学、岡山大学、関西大学、高知工科大学、
上智大学、帝京大学、東京大学、南山大学、
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
WA.SA.Bi.(森興産株式会社、JAFSAダイヤモンド賛助会員)

2)-a. Floor Plan …展示会場内ブース配置図

日本合同ブースの規模や会期中の活発な活動は従来からAPAIE運営サイドにも評価されていましたが、コロナ禍でオンライン開催が続いた2020-2022においても継続してブース出展準備を重ねていた日本合同ブースの貢献が認められ、ここ数年は会場内でも大変優遇された好位置でのブース展開となっています。2025デリー大会においても大会会場中心地という好立地に恵まれ、桜の装飾で華やかに構えた日本合同ブースには、会期中途切れることなく海外教育機関の参加者が来場し、終日打ち合わせが活発に実施されていました。

打合せや来場者で賑わう日本ブース_APAIE2025
各ブースも問い合わせの来場者で終始賑わう_APAIE2025

2)-b. ブースガイド “Find Your Partner”
…日本ブース出展団体の概要・提供プログラム紹介(会期中、JAFSAブースにて来場者に配布)

ブースガイド"Find Your Partner2025"
各出展団体の概要データ_ブースガイドAPAIE2025
各出展大学が提供するプログラム詳細_ブースガイドAPAIE2025

2)-c. APAIE2025デリー大会における「資料参加」

「STUDY in JAPAN」のJAFSAブースには、新規協定校・パートナーを探している海外大学関係者の多くの方が立ち寄ります。
APAIE2025デリー大会では予算・スケジュールの都合等でブース出展や大会参加はかなわないものの、大学の資料を是非置いてほしいという大学を募りました(有料)。
資料参加大学には、自大学のパンフレット等のプロモーション資料とともに、ブース出展団体の紹介資料「Find your Partner」内に資料参加大学の情報も掲載し、大会期間中は、JAFSAブースで資料参加大学のプロモーション資料とともに展開し、ブース訪問者に資料参加大学についても案内しました。

APAIE2025資料参加大学 岩手大学、成蹊大学、名古屋工業大学
JAFSAブース@APAIE2025
資料参加大学のプロモーション資料がおかれたJAFSAブースカウンター

2)-d. ブース出展団体・資料展示団体「大会後アンケート」

APAIE2025デリー大会終了後に、日本合同ブース出展団体と、JAFSAブースで資料展示という形で参加した資料参加大学を対象に実施したアンケートの結果です。インドでの大会に参加した成果・日本ブースで出展してよかった、とプラス評価が多いですが、今後の改善に向け参考になるコメントもあります。実際に大会に参加された方がどのように感じていたかをぜひご覧ください。

3) APAIE2025デリー大会参加者対象
「2024年度 JAFSA海外教育フェア参加奨励金」(団体正会員大学限定)

JAFSAでは、国際関連部署の若手職員の海外教育フェア等への参加を、国際関連業務に関する「スタッフデベロップメント(SD)」と位置づけ、「参加奨励金」を支給しています。受給者には「国際交流部門の若手職員として、海外教育フェア等に参加することで、世界の国際教育交流の現場を体験し、所属している大学における今後の業務に生かすこと、国際交流の課題を見つけること」が期待されます。
【注】本奨励金の対象はJAFSA団体正会員大学に所属の方のみです。

◎APAIE2025デリー大会では下記2名の方が採用されました。各参加者の報告レポートは下記からご覧になれます。

《採用者、大学名50音順》
1.亜細亜大学 国際連携部インターナショナルセンター 関口 主樹 氏
⇒関口氏のレポートはコチラ

2.横浜国立大学 学務・国際戦略部 グローバル推進課留学交流係 北村 梓紗 氏
⇒北村氏のレポートはコチラ

4) 大会会場風景

APAIE2025デリー大会の大会会場内の様子をお知らせします。

大会会場入口2_APAIE2025
大会会場内の様子_APAIE2025
昼食ビュッフェ_APAIE2025
昼食ビュッフェ_NO.2_JAPAIE2025
コーヒースタンドと休憩場_APAIE2025

5) APAIE2026香港大会について

◎開 催 地:香港
◎開催期間:23–27 February 2026
◎会 場:Hong Kong Convention and Exhibition Centre
◎大会公式Webページ:コチラ