このたびAPAIE2026香港大会の参加にあたり、JAFSAの若手職員育成支援を目的とした「JAFSA海外教育フェア参加奨励金」を受給し、非常に有意義な経験をすることができました。ここに参加報告をいたします。
このたびAPAIE2026香港大会の参加にあたり、JAFSAの若手職員育成支援を目的とした「JAFSA海外教育フェア参加奨励金」を受給し、非常に有意義な経験をすることができました。ここに参加報告をいたします。
APAIEとは、Asia Pacific Association for International Educationの略称で、年に一度アジア太平洋地域で開催される大会です。高等教育機関の国際教育関係者が全体、テーマ別、二者・複数者間等の諸会合や大学・関連機関のブース出展を行います。今回は、アジアでも主要教育ハブとして存在感を高めている香港で開催され、過去最大規模となる3,592名が参加をしました。
私は国際センター事務室の派遣留学グループの長期留学担当として着任しましたが、着任してから日が浅かったため、まずは多岐にわたる国際業務を幅広く経験し、国内外の関係者との懇談を通じて情報収集および情報収集方法の習得を主目的としました。また、それらの業務が留学業務の根幹である協定締結プロセスの一端を担う自覚を深めることも、本大会の参加目的としました。
日本出発前には、同行メンバー全員分の旅費申請等の事務手続きに加え、今回ブース出展を行ったためブース関連の手配、課内での懇談事項の整理、様々な業務用メーリングリストに届いた面談依頼メールの中での実際に会うべき協定校や機関の整理・選別、面談日時の調整、事前懇談事項メモの作成等の調整業務を行いました。多岐に渡る煩雑なプロセスを経て、ようやく現地での面談が実現することを実感いたしました。
大会期間中は、APAIE初心者向けの「First Timerセッション」への参加に始まり、教育・留学をテーマとした各種セッションへの参加、自大学ブースでの面談同席およびアポイントなしの来訪対応を行いました。また、大会の前後の時間では関係機関のレセプションや、大会の主催する太極拳イベントに参加し、最終日には協定校である嶺南大学キャンパスのキャンパスツアーにも参加致しました。連日朝から夜まで、非常に有意義な時間を過ごしました。休憩時間やキャンパスツアーの場でも、様々な国の参加者から気軽に話しかけて頂き、今後の連携に発展し得る有意義な接点を得ることができました。
実際にブースでの面談に同席してみて感じたのは、限られた面談時間をいかに有効活用するかが重要ということです。APAIEは3日間しかなく、最終日はお昼頃には終わってしまうので時間的余裕はほとんどありません。30分単位で設定していた面談はしばしば延長することもあり、貴重な対面の時間を最大限活かすためには、例えば新規協定を検討している大学に対し、本学から派遣する際に必要な英語のスコア等、定型で答えられるものについては事前アンケートで確認しておくなど、議論をより深めるための工夫が必要であると痛感いたしました。
また、メール・SNS・ビデオ通話などのオンラインツールが発達する中にあっても、現地で直接顔を合わせて懇談する意義の大きさを再認識いたしました。普段メールのやりとりをしている相手と対面すると、心理的な距離感が一気に縮まり、自分事として捉えられるようになりました。一対一の関係性になれることは、今後継続的な関係性を構築するにあたって非常に重要な要素だと感じ、業務における対面の重要性を再認識致しました。
面談をする中で印象に残ったことは、本学への受け入れ超過となっている協定校が、サマープログラムの無料枠の提供という形で具体的にインバランス解消へのアプローチを行ってきたことです。メールでは埋もれがちな情報も、実際に対面で提案して頂くと得られる情報が多く理解が深まり、より魅力が伝わったため、ここでも対面の重要性を認識致しました。特に、国際業務では距離を隔てているからこそ、対面の有効性がより際立つのだと感じます。
また、会場には圧倒されるほど多数の大学が世界中から出展していましたが、そのような中で日本、ひいては自大学が留学先として選ばれていくためには、自大学ならではの独自性を明確化し、国内外に向けて積極的に発信していくことが重要であるということも改めて認識いたしました。
今回の大会参加での非常に大きな収穫となったものは、国際大会に参加した経験そのもの、そして同じく留学業務に携わる担当者の方々とのネットワーク構築です。情報交換会やブース対応時に出会った方に積極的に名刺交換をさせて頂き、日頃の長期留学派遣業務における課題や懸念点などについて共有致しました。そこから見えてきた各大学の運用方法や時期の違いは、今後の業務改善に向けた有用な示唆となりました。
また、同じ奨励金受給者の方々の積極的な取り組み姿勢からも大きな刺激を受けました。会場で奨励金受給者の方を見かけると、同じ初参加でありながら精力的に取り組まれている様子に深い刺激を受け、私自身もより一層励まされました。こうした出会いや学びは、奨励金によるご支援以上の収穫であったと感じております。
今回の参加によって得られた経験を、今後の実務において活かしつつ、本学の留学プログラムの一層の活性化にもつなげられるよう引き続き業務に取り組んでいきたいと考えております。このような貴重な機会を頂けたことに感謝いたします。
改めまして、今回の参加をご支援くださったJAFSAの皆様に、厚く御礼申し上げます。
中央大学
国際センター事務室
新山 萌
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(国際教育交流協議会)