NAFSA 2025 Annual Conference & Expo
May 27-30, San Diego, USA
NAFSA2025年次大会は、2025年5月27日(火)-5月30日(金)に、米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催されました。
”Purpose, Place, and Partnership”の大会スローガンのもと、持続可能なグローバルな教育環境を目指し、地域社会そして国を越えたパートナーシップを育むことを目的とした大会となりました。以下その様子をご紹介いたします。
⇒大会公式サイト「NAFSA 2025 Annual Conference and Expo」
※『NAFSA年次大会』とは、米国の非営利団体「NAFSA」が主催となって開催する、世界最大規模の国際教育交流大会です。大学間の交流会で、学生リクルートの会ではありません。
詳しくはこちらをご覧ください。⇒「NAFSA年次大会とは?」
日 程 | 2025年5月27日(火)-30日(金) |
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開 催 地 | 米国カリフォルニア州サンディエゴ |
会 場 | San Diego Convention Center |
参加者数 | 100ヶ国以上から約8,400人以上 (2024年は114ヶ国から約8,600人以上) |
出展数 | 308ブース (2024年は314ブース) |
大会HP | NAFSA2025 Overview (大会公式サイト、英文) |
JAFSAは JASSO (Japan Student Services Organization) と共同で「日本合同ブース(通称”STUDY in JAPAN)」を取り纏め出展しました。
◎日本ブースは展示会場内最大規模 (22区画、1列)
◎出展団体は「28団体」(25大学+1校+2企業) +JASSO, JAFSA
◎NAFSA Pavilion (会場の中心地)並びの一番人通りが多い通路に面した目立つ位置で展開しました 。
NAFSA2025「STUDY in JAPAN」(日本合同ブース)出展団体 …全22区画、25大学+1校+2企業 (+JASSO, JAFSA) <50音順> |
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フルブース (プレミアムエンド) |
2大学 | 関西学院大学 +JASSO (Informationとして) |
フルブース (エンド) |
2大学 | 関西大学/JIGE、千葉大学 |
フルブース (通路) |
7大学 +1校 |
愛知淑徳大学、慶応義塾大学、国際教養大学、 上智大学、東北大学、武蔵大学、立教大学 +行知日本語学校 |
シェアブース (2団体で1区画) |
16大学 +2機関 |
青山学院大学、神奈川大学、関西大学、近畿大学、 國學院大學、国際基督教大学、東海大学、東京大学、 獨協大学、名古屋外国語大学、南山大学、 日本大学、法政大学、北海道大学、名城大学 +ICCコンサルタンツ[JAFSAスタンダード賛助会員] +WA.SA.Bi.(森興産株式会社)[JAFSAダイヤモンド賛助会員] +JAFSA (取りまとめ機関として) |
日本ブース内での各出展大学・機関は、終始打合せや情報交換を活発に行い、海外提携校との関係強化に向けた協議、各種プログラムの広報、新たな提携・協力関係を築くための新規開拓、といった活動を積極的に展開していました。
日本ブースの運営団体の一つである「JASSO (Japan Student Services Organization)」が、海外大学・機関に対して日本の出展大学・機関の紹介資料としてブースガイド”Find your Partner”を作成。このブースガイドには出展団体の各大学・機関の所在地・連絡先・学生数等の基本情報に加えて、提供しているプログラムやパートナーを探しているかどうかについて仔細に記載されています。これから日本の大学・機関との提携を考えている海外大学・機関にとっては、コンパクトにまとまった貴重な情報源となりJASSO運営の「Informationブース(総合案内ブース)」にてこの小冊子を手にして情報一覧をチェックしながら熱心に質問をする海外からの来訪者が多くみられました。
下記はNAFSA2025サンディエゴ大会で日本ブースのInformationとして海外大学・機関の来訪者対応にあたったJASSOスタッフの方のコメントです:
・インドの大学/関係機関からの来訪者多数。
・夏季/冬季休暇中の留学プログラムについての問い合わせが一定数あった。
・英語で受講できるプログラムの需要が高い。
・マスター以上のビジネス/エンジニアリングを学べるコースが人気。
今大会の日本ブース出展団体に、大会後に実施した「アンケート」の結果です。会期中の主な活動内容、出展の成果など、実際に大会参加された皆様のコメントを頂きました。
「JAFSAセッション(JAFSA Session)」とは、2011年よりNAFSAからJAFSAに対して特別枠をオファーされ、毎年継続しているセッションです。
JAFSAはこの枠を日本の高等教育に関する発表の場として活用しており、
2014年からは文部科学省にも発表を依頼し、各大学の個別事例とともに日本の実情や今後の目標などをプレゼンテーションしています。
-JAFSA presents session-
Date: Wednesday, May 28, 2025
Time: 4:30 PM –5:20 PM pst@Room:6E
“Behind the Scenes: Crafting Japan’s International
Strategy through Collaborative Efforts”
NAFSA2025サンディエゴ大会では、在米国日本国大使館広報文化班参事官(教育担当)安藤博氏(※)がChair兼Presenterとしてセッションを取り纏め、日本における高等教育の現況や日米大学間交流のプロジェクトにつき発表が行われました。
セッション聴講に75名の参加があり、セッション後半の質疑応答も活発に行われ、
日本の高等教育の現状を紹介する絶好の機会となりました。
(※本来文部科学省高等教育局参事官(国際担当)佐藤邦明氏が登壇の予定であったが公務対応の為に渡米できず、急遽安藤博氏へ変更)
Chair and Presenter
Hiroshi ANDO
Counsellor (Education),
Embassy of Japan in the United States of America
Presenters
Keiko Ikeda, PhD
Professor
Vice-Director of the Institute for Innovative Global Education (IIGE) Kansai University
Shinnosuke Obi, Dr.-Ing.
Dean
International Center, Keio University
「Japan-SIG」は、NAFSA内での日本に関心のある有志グループで、JAFSAも長年にわたりその活動を支援し、協力しています。「Japan-SIG」についての詳細はこちらをご覧ください。
⇒《NAFSAの分科会 : “JAPAN-SIG” のご紹介》
6-b) JAPAN-SIG “COI Program”
「Japan-SIG」がNAFSA2014大会より取り組んでいるのが「COI(コイ, Community Outreach Initiative) Program」と名付けられたプログラムで、日本語を勉強している現地高校生を日本ブースに招待するプログラムです。NAFSA2025では日本の各大学がDonateしてくれた大学グッズを始め、Temple University Japan Campus Kyotoがスポンサーとなりお揃いのTシャツを作成。当日はそのTシャツを着た日本語を勉強する地元サンディエゴの現地高校生25名と5名の教師がSTUDY in JAPANに出展している各大学ブースを回りました。サンディエゴは日系人も多く、日本語が既に堪能な高校生は日本の大学への関心も強く、各大学側もブース訪問に来た高校生の質問に答えるなど、将来日本への留学生となる可能性のある学生達を温かく迎えていました。
JAFSAダイヤモンド賛助会員「コンベラジャパン株式会社」様、「森興産株式会社(WA.SA.Bi.)」様ならびにJAFSAシルバー賛助会員の「(株)早稲田大学アカデミックソリューション」様とJAFSAが共催にて大会前夜のブース設営準備日に情報交換会(懇親会)を実施しました。日本からの出展大学、大会参加者を中心に100名超が参加し、来賓には在米国日本国大使館 広報文化班 参事官(教育担当)の安藤博氏、在ロサンゼルス日本国総領事館 総務発信班 領事の石井彩氏を迎え、和やかな雰囲気の中、日本の大学の教職員と日々の国際交流業務の情報交換の場として有意義な時間を過ごしました。
NAFSA2026第78回年次大会は、2026年5月26日(火)-5月29日(金)に、米国フロリダ州オーランドにて開催されます。
日本の学生にも人気で、協定校も多い米国フロリダ州での開催で盛大な会になることが予想されます。
◎NAFSA2026大会日本ブース出展募集開始は「2025年秋頃」予定です。
※2025サンディエゴ大会の出展大学・機関に優先してご案内致しますその後それ以外の大学・機関にご案内となりますが、残区画がわずか、もしくは完売となっている可能性もございます。
◎NAFSA2026大会については、こちらをご覧ください。⇒「NAFSA2026大会公式ウェブサイト」
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